トイレ研究所とコラボして、東京女子体育大学の秋山エリカ先生に「おなかにいいリズム体操」を作って頂きました
若年-壮年期女性が便秘外来の性別・年齢分布で最も高いことを報告しました(JDDW2023)。
一方で十分に運動していて、姿勢が良い便秘患者さんが受診することはほとんどありません。
交流がある東京女子体育大学新体操部の準備体操は「おなかを揺らし、姿勢を改善する」のにとても適しており、実際に便秘がとても多いはずの若年女性の集まりである新体操部に便秘で悩む人はほとんどいません。
ラジオ体操はとても良いストレッチで、運動不足でおなかが痛い便秘になる水上も毎日行っています。ただ、時代的にラジオ体操がなじみにくくなっているのも事実で、新たな選択肢の提案が必要と考えました。
この度、新体操でご高名な秋山エリカ先生に「おなかにいい体操」を作って頂きました。新体操は英語で「Rhythmic gymnastics」、エレガントな動きの「おなかにいいリズム体操」です。
背筋をすっと伸ばし、体をひねり、おなかを揺らし、特にねじれ腸や落下腸など「おなかが痛い便秘」に適しています。時間も3分弱と毎日続けられるものになっています。
ラジオ体操と異なり、立位が入門編、坐位が上級編となっていて、おなかを揺らすとともに体をしっかりひねります。運動不足の方にとっては、ひねりなどの運動強度がやや高いので、徐々に体をならしてから行ってください。
(腰が悪い方は念のため主治医の先生とご相談してください)
[YouTube]
おなかにいいリズム体操(立位編)
[YouTube]
おなかにいいリズム体操(坐位編)
2023年11月 更新