AUDIT-C
2020年3月12日
国立病院機構久里浜医療センター 精神科 真栄里仁
忙しい臨床や保健指導の場面でも、より手軽に利用できるスクリーニングテストとして、最近はAUIDTの中の飲酒量(Consumption)に関連した最初の3項目だけテストを実施するAUDIT-Cという手法が注目されています。AUDIT-Cでは12点満点で、日本人男性なら6点以上、女性なら4点以上が10項目のAUDITでの8点に相当するとされており1)、問題飲酒者として減酒指導を行う際の目安になります。
(図1.AUDIT-C)
- 1) 尾崎米厚:問題飲酒の簡易スクリーニング方法の開発に関する研究。飲酒関連問題を発生させないような、節度ある適度な飲酒量の検討.平成24年度厚生労働科学研究費補助金循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策総合研究事業 "我が国における飲酒の実態把握およびアルコールに関する生活習慣病とその対策に関する総合的研究平成24年度総括研究報告書(研究代表者樋口進)"