思春期外来 (青年期精神科)
このページは、思春期外来 (青年期精神科)のご紹介ページです。受診案内を含め、思春期外来・青年期精神科に関する詳細情報をご覧いただけます。
概要
子どもは10代にさしかかると、やがて思春期を迎えます。身体の急速な発育、心の発達と同時に、子どもの世界は家庭から学校、地域社会へと広がり、人づきあいも広がっていきます。こうした変化はすべて、子どもたちの心と身体の状態に影響を与える要因となります。
10代は子どもの健康が揺らぐ時期であり、子ども自身だけでなく家族にとっても大きな変化と感じられます。
思春期・青年期精神科外来では、思春期・青年期の方で、こころの問題を抱え医学的介入が必要と思われる方を対象としています。
治療や援助の特性によっては、他機関をご紹介することもありますがご了承ください。
● 対象年齢
原則として、14歳~18歳です。保護者同伴のうえ診察にいらしてください。
※ご家族さまだけの診療でもかまいません。
● 代表的な症例
- 集団不適応、不登校、ひきこもり
- 眠れない、朝起きられない、など生活リズム・睡眠の問題
- 小児科や内科での診察では特に異常がないにもかかわらず、体の不調が長引く
- 対人恐怖が強い、友達とうまくコミュニケーションがとれない
- 落ち込み、不安やおびえが強かったり、長引いている
- 家庭内での暴力などの問題行動
- 以前と比べて人が変わったようになる
- 独り言が増えたり、幻が見えたりする
- 「死にたい」と言うことや、自傷行為
- 拒食・過食、食事のコントロールができない
- 思春期の深刻な心理的問題
- 当院には療育システムがないため、発達障害の方はご相談内容によってはお受けできないことがあります。
- 摂食障害で低体重が著しい場合や、意識障害やけいれん発作などがみられる場合は、内科的な治療を優先する必要があります。そのため、当外来ではお受けできないことをご了承ください。
診療方針
ご本人のカウンセリング、家族相談、家族療法をおこなっています。
必要に応じて薬物療法もおこないます。