認知症・もの忘れ外来

概要

久里浜医療センターもの忘れ外来 (認知症疾患医療センター) は、精神科・神経内科を窓口として平成16年頃に開設しております。順次規模を拡大し、月・火・水に新患と再来を行っておりました。
これまでに、平成19年全国規模のアルツハイマー病縦断観察研究 (J-ADNI研究)に参加、平成21年には日本老年医学会・日本認知症学会の学会認定施設となり、診療・研究・教育面での受け皿となるべく診療活動を行っておりました。

「もの忘れ外来は認知症疾患医療センターとして生まれ変わりました」

平成24年1月から、もの忘れ外来は神奈川県の指定を受け認知症疾患医療センターとして業務を拡大します。地域の認知症疾患医療センターとしてお気軽にご相談できる身近な窓口を目指します。これまでの経験を生かして認知症の早期診断・早期治療を進めて参る所存です。

当院では、認知症専門医・精神科医師が診察にあたるだけでなく、心理療法士が認知症の心理検査を行い、ケースワーカーが各種行政サービス取得のお手伝をいたします。また、最新の画像装置(ヘリカルCT、MRI、脳血流検査装置)を用いて的確な診断をします。

MRI撮影装置:GE社製 DiscoveryMR750W MRI撮影装置:GE社製 DiscoveryMR750W

認知症の進み具合を決めるのは脳病変だけではありません。精神状態と体の元気具合と環境が大事です。裏を返せば、健やかに脳が老いることも可能かもしれません。

あらゆる業種の専門家が知恵を出し合い、患者者の治療とケアに関わって参ります。どうぞ末長くご愛顧のほどお願い申し上げます。

診療の方針

当センターでは、以下方針にて治療を行っています。


1. 認知症疾患の外来における早期診断・治療を行います (入院治療は行いません)

  • 包括的総合機能検査を導入しております。認知症患者さんの早期診断・治療を多角的に行います。ADLなどの身体面や患者さんの環境面を考慮した診断・治療です。
  • 画像機器:ヘリカルCT(16列、Canon社製)、MRI(3.0T、GE社製)、ガンマカメラ(RI) (Canon社製)
  • 認知機能検査:スクリーニング検査 (MMSEなど) 、早期診断検査 (ウェクスラーメモリースケール) 、治療効果検査 (ADAS) 、ほか
  • 髄液検査 (タウ蛋白検査) によるアルツハイマー病の早期診断
  • ケースワーカーによる相談業務

2. アルコール関連認知症の外来・入院治療を行います

  • アルコール依存症者は若年性の認知機能障害が現れます。
  • 断酒治療により一定の認知機能改善の効果があり、従来と同様に外来・入院治療を行います。
  • 入院期間は2ヶ月から3ヶ月です。

3. 病診連携を行います

  • 医療の集約と連携を行います。
  • 実地医家の先生方と連携し、認知症患者さんの定期検査や介護保険取得のお手伝いをします。
  • また、施設や認知症専門病棟を持つ病院との橋渡しをします。

4. その他

  • 地域への広報活動、臨床治験への参加、認知症の専門医の育成などを行います。

若年性認知症支援コーディネーター

久里浜医療センターに若年性認知症支援コーディネーターが配置されています。
若年性認知症は65歳未満で発症した認知症のことで、この年代は仕事・家事・子育て世代であり様々な課題を抱えています。配偶者が生計を支えながら介護にあたるために経済的負担も大きくなります。
若年性認知症支援コーディネーターは若年性認知症の人やその家族からの相談に応じ、様々な支援を提供する専門家です。お気軽にご相談ください。  

認知症初期集中支援チーム 「にこっとチーム」

横須賀市地域福祉課には、家族や地域の人達の訴えにより認知症が疑われる人に対して、複数の専門職が本人や家族宅を訪問し認知症に関する支援を包括的・集中的(おおむね6か月)に行い、自立生活のサポートを行うチームがあります。認知症初期集中支援「にこっとチーム」と言います。
久里浜医療センターは大津、浦賀、北下浦、久里浜包括センターの職員と共に活動しています。

病院のご案内

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